寺本圭佑ライブショー

 週末の土曜日、

八千代座交流施設で寺本圭佑さんのライブがあった。




関与先のWさんの企画で、

「ぜひ」と言われるままにチケットを買った。

正直に言えば、素人に少し毛が生えたくらいの、

カラオケ名人の発表会ではないかと思っていた。

ところが、会場に入り歌が始まると、

そんな先入観はすぐに消えた。

さすがにプロである。

売れている、売れていないという物差しとは別に、

二時間を一人っきりで持たせる力がある。

百人ほどの観客を前に、

歌い、語り、笑わせ、ときにはしんみりさせる。

その間、空気を一度も手放さない。

歌が上手いだけでは、人は二時間も座ってくれないのだろう。

おしゃべりの間、曲に入る呼吸、客席への目配り、

その一つ一つが仕事だった。

考えてみれば、私たちの仕事も同じかもしれない。

資格や知識があるだけでは足りない。

相手を退屈させず、安心させ、来てよかったと思ってもらう。

寺本さんの舞台を見ながら、「プロとは何だろう」と、

思いがけず勉強させてもらった土曜日だった。

帰り道、最初の軽い気持ちは全く消えて、

翌日の日曜日は鉢巻して頑張ったもんね。


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